野菜・果物を愛し、その魅力を伝える専門家
野菜ソムリエになるためには協会主催の養成講座を受講し、試験に合格することが必要です。野菜ソムリエは3コースあります。青果物の基礎知識、コミュニケーション方法、レシピの提案に役立つ調理の基礎知識を学ぶ初級の「ジュニアマ野菜ソムリエコース」。生産から流通、マーケティングなどの専門知識を学ぶ「野菜ソムリエコース」。野菜・果物を通じて社会で活躍することを目的として、実践的なことを学ぶ「シニアマ野菜ソムリエコース」です。
惣菜管理士の資格試験主催団体
(社)日本惣菜協会
食をテーマにヒト・モノ・コト・情報を
トータルにプロデュースする食の専門家
フードコーディネーターは1〜3級に分かれています。3級はフードコーディネーターの入門レベルで、食に関する幅広い知識が必要とされます。2級はフードコーディネーターのアシスタントレベルで、お客様の欲求をとらえる、幅広い能力と基本的コーディネート力が求められます。1級はプロとして活動できるレベルです。共通1次試験がレストランプロデュース、食の商品開発、ホスピタリティー&ライフサポート、食のイベント・メディアです。1次試験合格者が専門分野別に問題を選択する2次試験を受けることができます。
日本フードコーディネーター協会
食品に関する基礎から専門知識を習得
惣菜管理士になるにはまず、惣菜の製造、流通、販売などに従事する者を対象とした惣菜管理士養成研修(7ヶ月間の通信教育及び1日の集合研修)を受講します。科目は、惣菜概論から栄養学、食品微生物学、食品加工貯蔵学、経営学まで幅広いです。これらを修了後、筆記試験を受けます。試験は1級から3級まであり、研修で受けたものと同等級の試験を受けることができます。
惣菜管理士の資格試験主催団体
(社)日本惣菜協会
主に飲食店における従業員の衛生教育、施設の管理、設備の管理
食品衛生責任者は従業員の衛生教育、施設の管理、食品取り扱い、設備の管理などを行います。栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者、船舶料理士および食品衛生管理者、いずれかの資格を持っている方は、食品衛生責任者の有資格者になれます。それ以外の方は、食品衛生責任者養成講習を受ければ取得可能です。講習の内容は、衛生法規、公衆衛生学、食品衛生学の計6時間の講義を一日で行います。
東京の場合:(社)東京都食品衛生協会
都道府県知事の免許を受け、栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事
栄養士になるには、厚生労働大臣が指定する栄養士養成施設で、2年以上栄養士として必要な所定の課程を履修・卒業することが必要です。その後、各都道府県に申請すれば、無試験で資格を取得できます。栄養士として実務経験を積み、国家試験に合格すれば、上位資格である管理栄養士の資格を取得できます。
栄養士の国家試験問い合わせ先
(社)全国栄養士養成施設協会
厚生労働省が検定・公証する国家資格
パン製造技能士には学科試験と実技試験があり、実技試験は試験日の前に課題が公表されます。実技の範囲は、材料の選定、生地の調整、生地の発酵、成形加工、熱加工、仕上げ、製品検査、積算および見積り。学科の試験科目は、食品一般、パン一般、パン製造法、材料、関係法規、安全衛生です。
中央職業能力開発協会技能検定部
企画管理課管理係 または各都道府県職業能力開発協会
製菓衛生士国家試験に合格し、製菓衛生師名簿に登録された者
製菓衛生師において重視されるのは、技術的なことよりむしろ、製菓材料の添加物のチェックや製品の安全性、貯蔵のための衛生面の管理・監督といった点です。受験資格は、厚生労働大臣指定の養成施設で1年以上学ぶか、2年以上の実務経験によって得ることができます。科目は、衛生法規、公衆衛生学、栄養学、食品衛生学、製菓理論および実技の6つです。
製菓衛生師の国家試験主催団体
各都道府県の衛生主管課
日本酒のソムリエ
きき酒師の試験は、第一次筆記試、第二次筆記試験、テイスティング、サービスの4部構成になります。テイスティングとは、酒の香味やそれぞれの酒の個性を把握し、様々な提供法を考え、料理との相性等を判別する試験です。また筆記試験では、日本酒に関する知識および酒類全般の知識が問われます。通信講座コース、DVD受講コース、会場受講コース、通学受講コース等があります。
きき酒師の認定試験主催団体
日本酒サービス研究会 酒匠研究会連合会(SSI)事務局
ワイン専門の給仕人
日本ソムリエ協会が認定するソムリエにはソムリエ、シニアソムリエ、マスターソムリエの3段階があります。受験資格として、アルコール飲料を含む飲食サービス業の実務経験が5年以上であり現在も従事していること(会員は正会員として3年以上経過し、実務経験が3年以上)などが必要です。シニアの受験資格はソムリエ取得後3年かつ10年以上の経験者。またマスターはシニア資格保有者の中から、関係者の推薦によって認定されます。
ソムリエの検定試験主催団体
(社)日本ソムリエ協会
有資格者以外は行えない業務独占資格
ふぐ調理師になるためは、ふぐ条例に基づき都道府県知事が行うふぐ調理師試験に合格する必要があります。ふぐ調理師の免許、資格は各都道府県が個別に定めているために、当該都道府県のみでしか通用しません。学科試験も都道府県によって、内容が若干異なっています。主に試験内容は、ふぐに関する一般知識や衛生法規、栄養・調理理論などの学科試験と、ふぐの種類や臓器の鑑別、取り扱いや除毒調理技術を試す実技試験があります。ふぐを安全に調理する高い技術は、ニーズも高い資格です。
ふぐ包丁師の国家試験主催団体
各都道府県の衛生主管課
調理師資格を持つ料理人
調理師の資格取得には、厚生労働大臣指定の養成施設で学ぶ(昼間:1年、夜間:1年半)方法と、国家試験に合格する方法の2つがあります。学校に通わず、直接国家試験を受けるには、2年以上の実務経験が必要です。試験科目は衛生法規、公衆衛生学、栄養学、食品学、食品衛生学、調理理論、食文化概論の7科目となっています。調理師試験に合格し、登録されると調理師免許が交付されます。
調理師の国家試験主催団体
各都道府県の衛生主管課
接客・料飲サービス分野において優れた知識や技能などを有する人物として認定される資格
サービスに関する国家資格としては唯一のものです。レストランサービス技能士は1級・2級・3級に分かれており、各級によって受検資格が異なります。試験は学科試験と実技試験があり、合格基準はそれぞれ60点以上となっています。
(社)日本ホテル・レストランサービス技能協会
さかなを美味しく食べてもらうための「伝道師」
日本おさかなマイスター協会が認定している呼称資格です。旬や栄養、産地、漁法、目利き、調理・取り扱い方法等、魚介類に関する幅広い知識を持つ人に与えられます。資格取得には同協会の指定講座を受講し、修了試験に合格することが必要です。おさかなマイスターは、主に水産・飲食業界などで働く人を対象としています。
日本おさかなマイスター協会