飲食業界の求人情報・転職支援なら【ジョブスタ】 | 無料転職支援サービスはこちらから。

今まで仕事をしてきた理由は何であったのか、これからは何のために仕事をするのかを再認識します。根底にあるのは「生きるため」「生活をするため」「家族を養うため」 などですが、転職を希望する方にはそれ以上の理由があるはずです。具体的には、これからどのような知識とスキルを磨いて、どのような仕事・業務・役割を実現したいか、自分の人生の糧は何かということです。それは5年後、10年後に自分は何を実現したいのかという夢、希望、ビジョン的側面とのリンクでもあります。これらを視野に入れて、会社と仕事選びを行いましょう。

今までの自分の職歴を振り返り、何が強みか、自信があることは何か整理します。転職は自分という商品を売り込む作業であり、「この商品（自分）の売りは何か」 ということを知らなければなりません。“この商品を買ってください”ではなく、その商品の特徴や長所を説明して、“買わないと損ですよ”という売り込みができることが重要です。購入すれとどのような利益があるか、具体的に売り込みをされると買いたくなるのが人の心理です。企業の担当者様は、一番にあなたの人間的側面を知ろうとします。次に自社で使える知識とスキルをどの程度持っているかを確認します。それらを踏まえて、自分の引き出しを整理してみましょう。

仕事の目的が明確になり、自分の強みを把握できたら、希望する会社がそれを実現できる可能性を持っている企業なのかを調べます。1人で転職活動を行う場合は、情報が少なく偏りがちです。ネットを通じて求人情報を見ていても、その会社の本当の状況は見えてこないことが多々あります。知人や友人及び人材紹介会社などから得られる、実際の情報を集めることが大切です。特に飲食に強くて業界に精通しているコンサルタントがいる人材会社には、飲食企業の情報が豊富にありますので、そのような会社の転職支援サービスを受けることをお奨めします。

転職希望者様の中には、前職の給与と同等かそれ以上の給与を条件にする方がおられます。もちろんそれは、前の会社でコツコツ積み上げてきた努力が評価された結果です。次の会社では、前職のキャリアを踏まえて新たに評価します。通常の転職では、多くの場合前職よりも給与が下がるため、それを踏まえて転職活動を行うのが現実です。もちろん例外もあり、今までのキャリアと役職が評価され、前職以上の給与を貰うケースもあります。給与という条件を優先させるのではなく、あくまでも仕事の目的、自己の夢・希望の実現と整合性が取れる仕事及び会社を選ぶことが重要です。実績を上げ、自分の力で給与を勝ち取るという決意と自信がなければいけないでしょう。

転職に際しての考え方も重要です。次の会社が持っている社風、理念、行動様式等に合わせることは必須です。会社の価値観的側面は、飲食企業であれば店舗を視察するとくみ取れることが多いので、エントリーする企業様のお店を拝見することは、重要な転職活動のひとつといえます。お店で従業員さんが楽しく働いているのか辛そうに働いているのか、お店の掃除が行き届いているか、サービスとキッチン間の連携が取れているか、店長さんらしき人は責任者らしく立ち振る舞いしているかなど、様々なことを実際に確認できます。そこから会社の価値観的側面を垣間見ることができるのです。条件だけを優先して価値観的側面を見逃していると、働き始めてから「こんなはずではなかった」とイメージと現実のギャップを感じ、モチベーションの低下や退職に結びつくケースになる場合もあります。

次の会社のビジョンを踏まえて成長を期待できるかどうかの品定めと、自分の活躍するフィルードが描けることは重要です。離職が激しく、その穴埋め的存在・単なる歯車としての戦力要請なのかの見極めが必要です。待遇や仕事内容などの条件だけを優先していると、ここを見逃しがちになります。料理長、店長、マネージャー、事業部長、専門部署などへの移動等、将来の展望が見える企業であるかどうかを確認しましょう。また、競争の激しい業界の中で、はっきりとした優位性があり、存続できる力を感じられるかという見方も大切です。