飲食業の現場で本当に求められる人材とは
飲食店で働きたい方
これから飲食店に転職を考えている方や、アルバイトからの延長線で就職を考えている方は多いでしょう。
しかし飲食業は、学生がお小遣い稼ぎで働くようなアルバイト感覚では通用しない業界です。
飲食店は、売り上げが全てなので、売り上げを上げることができる人材が求められます。
1日赤字をつくってしまうと、どこかで赤字分を埋めなければいけませんし、従業員の労働時間や人員を減らさなければいけなくなります。
営業時間が決まっており、お店のキャパも決まっているので1日の売り上げには限界があります。
1日赤字になっても、どこかでプラスをつくればいい、という簡単な考えでは長く続かないのが飲食店なのです。
また、365日、24時間営業でもない限り定休日はあり、お盆休みや年末年始の休みも考えなくてはならず、営業日数が少なくても、客が入っても入らなくても、家賃は毎月変わらず発生します。
そうしたことを、トータルで考えることが出来る人材こそが、飲食店に求められる人といえるでしょう。
飲食店で活躍する人材とは
どんなに料理が美味しくても、従業員の態度が悪いなど、お客様に対してのパフォーマンスが悪いとリピーターは増えませんし、すぐに噂は広まってしまうので、店舗の評価は下がります。
そのため、リピーターを増やすことのできる人材や、礼儀や言葉遣いがしっかりした人、おもてなしの気持ちがある人、気配りが出来る人、などが飲食店で活躍する人材といえるでしょう。
それだけでなく、自分のテリトリー以外のところにも目を向けられる人材も大切です。
飲食店は、一人だけでつくり上げていくことは不可能で、自分の仕事を完璧にこなすだけでは良いお店づくりはできません。
自分では気がつくことができない小さなことにも気がつき、まわりの従業員を改善していける力のある人材が求められます。
視野を広く持てる人や、アイデアを提案できる人材は売り上げにも貢献することができます。
また、これからどの飲食店で働こうか迷っている方は、一度行ったことがある飲食店や、働きたい飲食店がある場合は、実際にその店舗の料理を客として食べ、アジだけでなく接客の様子もチェックしましょう。
採用する側は、働きたい意欲の有無を計ったり、職場に適正なのかを判断したりしますので、行ったことがあるか、ないかで採用の判断基準になることもあります。